風骨ブログ - 司馬氏の「空海の風景」についての講座資料を作りながら

司馬氏の「空海の風景」についての講座資料を作りながら

カテゴリ : 
風土知研究
執筆 : 
KKousaka 2020-9-27 9:27
「この国のかたち」を講義資料にと考えて、先人の知恵・司馬遼太郎編を始めて、5年。
みどり夫人が最も司馬氏が気に入っていたのは、「空海の風景」だったと語られて、サインをして人に渡すのは、空海の風景が多かったと語られたことを知っていて、その著作を取り上げる講義ができなかったことをいつも考えてきたことをなんとなく思いだします。1975年にこのシリーズの連載を終え、単行本として出版してからの数作の司馬さんの著作は、その歴史観の集大成だったことを思うと、その意識の変化がわかります。86年からの「この国のかたち」だったと思います。
1985年に井筒俊彦氏が「意味の深みへ」で東洋哲学としての言語哲学論を語られたことに関係があるような気がしていたのは、私だけでしょうか?85年当時、イスラムと一緒に空海についても述べたこの著作に出会ったときに、きっと司馬さんも読んでいるはずだと思いました。

今だからこそと久しぶり、30年以上経って、今、この本を開いて、初めて、「空海の風景」について講座を開く決心がついたようです。

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