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四国新聞の12月18日付の記事で

日本酒ブームで海外販路拡大へ/県内酒造各社
を見て、日本酒メーカーも大したものと思っていると、同ニュースにあった綾菊酒造が全株売却というニュースが5月11日付で飛び込んできた。購入先がそのまま日本酒ブランド「綾菊」の継承と全従業員も雇うとのことらしい。

要は、海外販路拡大への体力として、そのノウハウと資本力のおおきい先が乗り出すということなのだろう。確かにマーケティングも重要だが、製造技術などの継承、発展がおろそかにならないことを期待したいもの。



<海外販路拡大のニュースを四国新聞より、転載>


日本酒ブームで海外販路拡大へ/県内酒造各社
2013/12/18
香川県内酒造各社は海外市場へ販路拡大を図っている


 香川県内の酒造会社が海外市場での販路開拓を強化している。国内需要の落ち込みを、日本酒人気が高まる海外で補う戦略。既に販路を確立している企業もある中、輸出量を3年後に現在の3倍まで引き上げようとPRに取り組む企業も。ほかにも複数の酒蔵が海外での販路拡大を模索しており、海外市場を見据えた動きが活発化しそうだ。

 国税庁によると、日本酒離れで清酒の国内消費量は年々減少。2011年度は約60万キロリットルで10年前の6割程度に低下したが、輸出量は約1万4千万リットルと、この10年で倍増している。

 香川県内にも精力的に輸出する企業がある。県内酒造トップの西野金陵(高松市)は、約30年前に海外への販売を開始。年間製造量は一升瓶約70万本分で、このうち約500本分を香港やアメリカ、シンガポールに輸出する。「海外の和食ブームで、今後は和食に合う日本酒の注目度もより高まる」と期待を寄せる。

 海外の日本酒ブームに乗り、販路拡大を目指すのは川鶴酒造(観音寺市)。現在はニュージーランドやイギリス、香港に販路を持ち、地元特産のオリーブやいりこを使ったリキュールの輸出も検討中。3年後には全製造量に占める輸出の割合を現在の2.5%から8%に高めたい考えだ。

 小豆島唯一の酒蔵の森国酒造(小豆島町)は、過去にアジア圏への輸出が価格面で折り合わず、新たな販路を欧州に求める。今年8月にはイギリスで開かれた日本酒の品評会で銀賞を受賞。フランスやオーストラリアから問い合わせが増えており、池田亜紀社長は「今後は欧州での販売に力を入れたい」とする。

 このほか、勇心酒造(綾川町)は地元産の古代米を使った低アルコール飲料を注文に応じてフランスやベルギーへ輸出、新たにシンガポールでの販路開拓を目指す。綾菊酒造(同町)も香港で開かれる物産展への出品準備を進めている。

【全株売却のニュース】

綾菊酒造、全株売却へ/ブランドは継承
2014/05/11


日本酒メーカーの綾菊酒造(香川県綾川町)が、酒類や食品の製造販売などを手掛ける飯田グループ(大阪府)に全株式を売却し、事業を譲渡する方針を固めたことが10日、分かった。近年、日本酒の需要低迷などで売り上げが減少しており、新体制の下で経営の立て直しを目指す。綾菊ブランドは継承される見通しだ。

 綾菊酒造は、県内の五つの蔵元が合併し、1945年に設立。清酒「綾菊」の醸造元で、「国重」は全国新酒鑑評会で13年連続金賞を受賞するなど醸造技術の高さには定評がある。

 しかし、消費者の日本酒離れで、酒造をメーンとした経営は厳しく、売り上げはピークだった1981年の約12億円から約4分の1にまで低下。売り上げの減少で新たな投資もままならない状態となっていた。後継者がいないことなどもあって事業譲渡先を探す中、酒類関連の幅広い事業を展開する飯田グループの傘下となることで経営を再建し、綾菊ブランドを維持、発展できると判断したもようだ。

 綾菊酒造は週明けにも全株式を飯田グループに売却する予定。寺嶋吉太郎社長ら現経営陣は退き、社長を含めた新たな経営陣を飯田グループから迎える。売却金額は非公表。

 飯田グループは綾菊酒造の社名を継承。「綾菊」や「国重」などの商品の製造販売もそのまま続ける方針。約15人の従業員の雇用も引き継ぐという。

 飯田グループは1923年創業。大阪府八尾市を拠点とし、関西を中心に酒類や食品の製造販売のほか、飲食店経営などを手掛ける。近年は地方の酒類関連企業の買収も積極的に進めている。2013年2月期の売上高は755億円。

<転載、以上>
生詰めの「鳴海」(酒こまち)を味わいました。
ピリリと発泡が香りと味を引き立て、品の良い微発泡のシャンペンのような味わいが美味しく、食前におすすめです。

すっきりとした中にしっかり味のある良いお酒でした。「水芭蕉」の名前とともに知った蔵でしたが、「谷川岳」も良いお酒と感心しました。

蔵のサイトを見ると「谷川岳」は、酒米は、五百万石のようですが、このお酒は、試験的に造られたのか、「山田錦」で日本酒度も+3でした。今度機会があったら、「谷川岳」の季節商品の純米超辛口・霞み酒(五百万石、日本酒度+6)も飲み比べてみたいものです。

「縁」は大事にしたい

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酒日記
執筆 : 
suichokai 2014-3-4 18:51
北海道の「男山」と九州の「西の関」の縁が産むものは

<大分合同新聞社より、記事を以下に転載>

蔵元人生は国東から 北海道の山崎五良さん

[2014年03月02日 11:50]

北海道旭川市にある日本酒の蔵元「男山」(山崎与吉社長)の5代目後継ぎ、山崎五良(ごろう)さん(28)が、国東市の萱島酒造(萱島進社長)へ修業に訪れている。社長同士が40年近い親交を続ける縁があり、萱島酒造が10カ月の長期で受け入れた。昨春まで商社に勤めていた山崎さんにとっては蔵元人生の本格的なスタート。修業8カ月目で大吟醸の搾りが始まり、いよいよ総仕上げを迎えている。

「すごく重いんですよ」。23日昼すぎの萱島酒造。山崎さんは社員約10人に交じり、もろみを綿袋に入れて搾る大吟醸の「袋吊(つ)り」に挑戦していた。指示を出していた杜氏(とうじ)の平野繁昭さん(57)は「気が利き人に好かれる。いい社長になれると思う」。
 男山によると、銘柄「男山」は1977年に日本酒で初めて海外の酒類コンクールでゴールドメダルを受賞。現在は国内外で年間約1350キロリットルを販売する。山崎さんは父、山崎社長(61)の還暦を機に、東京都での会社員生活に終止符を打った。
萱島社長(66)と山崎社長の親交は77年ごろから。いずれも家業を継ぐため、東京の醸造試験所で修業中に出会った。「馬が合った」と萱島社長。お互いの経営を相談し合ったりする親密な関係を続けてきた。今回の修業依頼も、二つ返事で決まった。
昨年7月の修業開始以降、山崎さんが学んだ仕事は多い。営業回り、瓶詰め、ラベル貼り、酒造り…。「全てが新鮮」。今では杜氏や社員に気に入られ、すっかり職場にもなじんだ。取材中も、上司から「このまま萱島酒造に勤めると書いてもらえ」と冗談が飛ぶ。
萱島酒造の「西の関」は甘口で、辛口の男山とは対照的だ。「自分は甘口が好きになった。ここで学んだことがこれからの基本になりそうですね」。4月末まで精いっぱい学ぶつもりだ。

<転載、以上>

親の還暦と自分の将来。いろいろ考える年代ということですかねえ。

千葉の夷隅で「チーズと日本酒」

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酒日記
執筆 : 
kugaioffice 2014-3-3 0:28
町おこし、地域おこしは食からということなのでしょうね。5つもチーズ工房があれば、名産となり、地域の名士である酒造元も協力して、地域の名産を活用した地域イベントの創出ということになります。

<読売新聞より、転載>

相性絶妙「チーズと地酒」

夷隅地域がチーズと日本酒でまちを盛り上げようとしている。いすみ市内では、5軒あるチーズ工房がそれぞれ個性的なチーズを作っており、同市や御宿町の酒造会社では、チーズにあう日本酒を製造。和洋の絶妙な組み合わせが人気を呼んでいる。(黒田高史)

 「岩の井」の銘柄で知られる御宿町久保の酒造会社「岩瀬酒造」は、「洋食にあう日本酒がほしい」という愛飲家の要望に応え、純米酒「ちあうず」をつくった。2012年秋に約500リットルを製造したところ完売。13年秋も同量製造し、すでに品薄状態となっている。

 ちあうずは、チーズの濃厚な味に負けないようにしながら調和するよう、アルコール度数を若干抑え、コメのうまみや酸味が際立つ味にしたてた。「チアーズ」(乾杯)と「チーズに合う」をもじって名付けた。クリームチーズを使った料理やチーズフォンデュなどにあうといい、同社の岩瀬能和社長は「女性にも飲みやすいと好評を得ている」と話す。

 いすみ市大原の酒造会社「木戸泉酒造」でもチーズに合う古酒を製造。純米酒の原酒を5年以上熟成させた古酒は、まろやかで強い香りがチーズとマッチするという。

 一方、いすみ市内のチーズ工房5業者のうち、3業者は牧場も経営。自社牧場でホルスタインを飼育している「よじゅえもんのチーズ工房」(いすみ市松丸)のチーズは「風味がよい」と評判だ。関博代表(65)は「市内のパン屋さんがうちのチーズを使った商品を作っている。最近は、県外からのリピーターも多い」と話す。また、自前の牧場のジャージー牛から採れるミネラル豊富な牛乳を使う「チーズ工房IKAGAWA」(同市山田)のナチュラルチーズは「さっぱりと自然な味」と評判だ。別の市内の工房では、日本航空の国際線ファーストクラスの機内食に採用されたチーズも販売している。

同市大原では3月29日、木戸泉酒造の酒蔵開きに合わせ、大原商店街を歩行者天国にして「1000人で乾杯!!」(実行委主催)が開催される。昨年始めたイベントは好評を得て、チーズ工房5業者も出店し、日本酒とチーズの組み合わせをアピールする予定だ。

乾杯には専用のおちょこ(300円)を購入して参加する。問い合わせは、いすみ市商工会内の実行委(0470-62-1191)。岩瀬酒造(0470-68-2034)。

(2014年2月27日 読売新聞)

<転載、以上>

なんともいえないチーズと日本酒のとりあわせ。否定はしないものの、何か欠けている気がするのは、私だけ?
メジャーな広告でもなく、日本酒のイメージソングというのは初めてと思ったら、ミュージシャンの方からのアプローチということのよう。

<上越タウンジャーナルから転載>

2014年2月14日付け記事:

妙高酒造「越乃雪月花」にイメージソング 2月19日全国発売

清酒「越乃雪月花」を製造、販売する新潟県上越市南本町2の妙高酒造(松田治久社長)と、沖縄出身のシンガーソングライター、永山尚太さん(36)がタイアップした「越乃雪月花」のイメージソング「雪月花」が2014年2月19日、全国一斉にリリースされる。妙高酒造にとって製造する銘柄にイメージソングが付くのは初めてという。3月には上越市内で「越乃雪月花」が楽しめる食事付きの記念ライブが開催される。

<転載、以上>

私には、「雪月花」というと松任谷由美のイメージが強いのですが。
もちろん、工藤静香、湘南乃風、Gacktなどの雪月花も知ってはいますが、沖縄出身の永山さんは、映画の挿入歌の「太陽ぬ花」などでそのやさしい歌い方は知っているので、なんとなく、新潟銘酒とのコラボはピンときません。
色々な試みがあるのを否定するつもりもないのですが…。
以前、「獺祭」での遠心分離機利用を聞いたときは、あまり良く理解できなかったものの、改めて、圧搾での利用らしいと聞いて、試飲してみたくなった。
ただ、北雪は、本来の新酒「立春大吉」を飲んだこともないので比べようもなく、一般酒での利用を待つことに…。

以下に読売新聞よりの記事を転載します。

<転載部分>

香り保持し、品質も一定…遠心分離機で新酒づくり

新潟県佐渡市の酒造会社「北雪酒造」は4日から、全国でも珍しい遠心分離機を使った新酒を市内で限定販売する。機械の開発者を招いて始めた品質改革の一環で、ほかの商品に利用することも検討している。

同社は昨年春、遠心分離機を開発した秋田県醸造試験場の田口隆信さん(61
)が定年退職したのを機に、製造部最高顧問として迎え入れ、導入に取り組んできた。
酒造りの終盤の工程である、酒の元のもろみを搾る「圧搾」の作業で機械を利用することで、「大気中に放出されてしまうフルーティーな香りを保持し、品質も一定に保てる」(田口さん)という。

田口さんが開発した機械は、第1号として山口県岩国市の「旭酒造」の「獺祭(だっさい)」の製造に導入され、日本酒好きの間で話題を呼んだ。以来、全国十数社で導入され、県内でも2 社が利用している。
北雪酒造の遠心分離機は、昨年10月に稼働し、1日で4合瓶(720ミリ・リットル)を200本ほど製造できる能力を確保したという。そこで今回、立春の4日に毎年瓶詰する縁起物の新酒「立春大吉」に初めて利用することにした。

「立春大吉」は4日、600本が瓶詰される予定で、同社と、佐渡市内の小売店業者らでつくる「佐渡北雪会」加盟の11店舗で限定販売される。720ミリ・リットル入り1本1,500円(税込み)。予約・問い合わせは、同会事務局(0259-87-3105)へ。(2014年2月3日 読売新聞)

<転載、以上>

新潟の酒のこの頃

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酒日記
執筆 : 
KKousaka 2014-2-1 11:00
どうも、日本酒の需要が微増らしいのです。
但し、吟醸酒などの高級酒が伸び、一般酒の「純米」「本醸造」は
いまいちというのが現状のようです。本格的な日本酒ブームというよりは、吟醸酒ブームというのが正確な表現かもしれません。

新潟からの報告です。

<新潟日報よりの記事を以下に転載>

県産日本酒出荷量、2年連続増
13年 吟醸酒が伸びる


 県産日本酒の2013年の国内出荷量は4万5986キロリットルで、2年連続で前年を上回ったことが、県酒造組合(新潟市中央区)の調べで分かった。前年比4.0%増だった。特定名称酒である吟醸酒(純米吟醸含む)が同30%以上伸びており、安倍政権の経済政策アベノミクスを背景にした消費者の高級志向が影響したようだ。
県酒造組合に加盟している日本酒の酒蔵は92。国内出荷量は1996年の8万371キロリットルをピークに、2000年に6万キロリットル台、04年に5万キロリットル台となり、12年に16年ぶりに増加に転じるまで減り続けていた。

13年は吟醸酒が前年比31.1%増の1万823キロリットルだった。一般酒も1万6635キロリットルと同6.8%増と広がりを見せており、高級酒にこだわる層と、手軽に酒を味わいたい層との二極化が見られる。
一方、純米酒は1.2%減の4213キロリットル、本醸造酒は11.3%減の1万4315キロリットルだった。
出荷先は県内が0.3%増の2万5289キロリットル、県外が8.8%増の2万697キロリットルだった。
県内最大手の朝日酒造(長岡市)では純米酒の出荷量が伸びたが、全体の出荷量は横ばいだ。同社は「国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録で和食が注目されており、いかに新潟の酒が選ばれるかが重要だ。消費者と酒とが接する機会を今後もつくっていく」とする。

12年の県産日本酒は、前年比0.7%増と増加率がわずかだったため、「東日本大震災の影響を受けた11年の反動増」との見方があった。13年は同4.0%増と増加率を伸ばし、量自体も東日本大震災前の水準を上回った。
新潟経済社会リサーチセンター(新潟市中央区)は「吟醸酒の売り上げが好調で高級志向が続いている。県産日本酒の出荷量が下げ止まったと言える」とみる。
日本食ブームを追い風に県産日本酒は輸出量を増やしており、12年には過去最高を更新。酒造業界は勢いづいているように見える。一方、原材料費高騰で複数の酒蔵が来月3〜4%の値上げに踏み切るほか、4月には消費税増税が控えている。関係者からは「今年も増加が続けば本格的な需要回復と言える」との声も聞かれる。

県酒造組合の斎藤吉平会長=麒麟山酒造(阿賀町)会長=は「酒の陣や海外での取り組みが良い影響を与えた。値上げや消費税増税による影響は大きくはないだろう。増加を維持していきたい」と話している。
【経済】 2014/01/29 10:44

<転載、以上>

日本酒での乾杯条例が施行されて一年

カテゴリ : 
酒日記
執筆 : 
KKousaka 2014-1-18 2:23
京都市で日本酒乾杯条例が施行されて、この1月で1年だそうです。
現在では、9市町と佐賀県にまでこうした条例が施行されているとのことですが、参考に最初の京都の条例をご紹介しましょう。

<京都市の公式サイトより、転載>

京都市清酒の普及の促進に関する条例

(目的)
第1条 この条例は,本市の伝統産業である清酒(以下「清酒」という。)による乾杯の習
慣を広めることにより,清酒の普及を通した日本文化への理解の促進に寄与することを
目的とする。

(本市の役割)
第2条 本市は,清酒の普及の促進に必要な措置を講じるよう努めるものとする。

(事業者の役割)
第3条 清酒の生産を業として行う者は,清酒の普及を促進するために主体的に取り組む
とともに,本市及び他の事業者と相互に協力するよう努めるものとする。

(市民の協力)
第4条 市民は,本市及び事業者が行う清酒の普及の促進に関する取組に協力するよう努
めるものとする。

附 則
この条例は,公布の日から起算して14日を経過した日から施行する。

<転載、以上>
酉水楼ガイダンスの中の酒文化研究で全国各地の「甘酒祭」を調べ始めました。

Youtubeにもいくつかの「甘酒祭」動画があり、そのうちの2つをアップしました。ご覧ください。