【市民による地域資料、文献保存の試みを学ぶ】

市民活動資料の保存組織:市民アーカイブ多摩

東京には、市民アーカイブ多摩という市民活動の資料を保存していこうという活動体とその資料館のあることをご存じでしょうか。市民活動や地域の社会活動などの文献資料を保存管理するNPO、団体です。

公式サイトは、こちらにあります。
この組織の場合は、あくまで市民活動の資料と限っての保存、管理です。本サイトで考えている「地域知」という考え方からの「地域知」保存管理とは、少し異なっています。どこまで、連携協力していけるかなどの今後の展開は未定です。運営者の方々のお話を聞くなど、一度、立川にある施設を訪問して、見学してこようと思っています。

【見学報告記】

2018年6月20日:
市民アーカイヴ多摩を訪問し、運営委員の江頭晃子さんと鈴木美和子さんにお話を伺いました。

基本、収集し、保存管理しているのは、ミニコミに限り、発行元や、有志から実際の印刷物として、提供を受けたものです。その印刷物本体を保存、開架式書庫で閲覧できるように管理しています。文献の検索は文献名、発行者名の索引ノートなどで管理されています。基本、文献、資料の持ち出しは禁止されています。
書庫には、コピー機もないので、控えを取ることも基本的にサービスとしては、行われていないそうです。文献収集方法自体、事務局で計画して、収集したものではないので、最新号があるか、どこまでバックナンバーを遡れるかは、書庫で閲覧すれば確認可能ですが、そうした保存に関してや書庫内容の詳細照会に応えてはいないとのことでした。


本サイトで考えている「地域知としてのデジタルアーカイブ」とはビジョンが異なりますが、現地のみでの閲覧に限られるなど、閲覧サービスなどの便利さは無く、ミニコミに文献資産として保存するという「市民主導による文化保存モデル」としての独自、独立性が主な特徴でした。デジタル化は、システムの継続の難しさ、陳腐化などの問題が以前にあり、現状では、推進していないとのお話でした。

保存整理されている事務局員の皆様の不断の努力のたまものです。


<この項、了>
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市民アーカイヴという発想