廃油の基礎となる「油」「食用油」「食品リサイクル」の学習コンテンツです。
まず、油とはどんなものなのでしょう?どんな油が「廃油」=棄てられる、廃棄されるのでしょう?
まず、そのためには、人間の利用する「油とはどんなものか」という基本的な知識を学びます。


【油とは】

<Wikiepdiaより、転載>

油(あぶら、ゆ、oil)とは動物や植物、鉱物などからとれる水と相分離する疎水性の物質。一般に可燃性であり、比重が小さく、水に浮く。常温で液体のものを油、固体のものを脂と使い分けることがある。高級一価アルコールと高級脂肪酸とのエステルを蝋という。精油(エッセンシャル・オイル)は、脂肪を含まず油脂とは区別される。

用途としては食用、燃料用、産業用などに大別される。

性質と脂肪酸構成

常温で液体である植物油や魚油などには不飽和脂肪酸が多く含まれ、常温で固体である肉の脂などには飽和脂肪酸が多く含まれている。両者をまとめて油脂と呼ぶ。

普通の油脂は脂肪酸とグリセリンの化合物であり、一般にトリグリセリド(トリ-O-アシルグリセリン)の形態を取る(例外 : エコナ等)。

不飽和脂肪酸とは炭素鎖に二重結合もしくは三重結合を持つもののことで、α-リノレン酸、ドコサヘキサエン酸 (DHA)、エイコサペンタエン酸 (EPA) に代表されるオメガ3(n-3系)。リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸に代表されるオメガ6(n-6系)。オレイン酸に代表されるオメガ9(n-9系)がある。

飽和脂肪酸とは炭素鎖に二重結合もしくは三重結合を持たないもののことで、パルミチン酸、ステアリン酸等がある。
普通、二重結合が多いほど融点は低いが、酸化によって固まりやすく、そのようなものを乾性油とよぶ。この性質は油絵具・塗料などに利用される。

植物から純粋に精製される精油(エッセンシャル・オイル)は、比重が軽く水に浮くことから油と称されるが脂肪酸を含まず揮発性であり油脂とは区別される。
アロマセラピーに用いられる他、食品の着香料とされるものもある。

同様に、石油など鉱物由来の揮発性物質(軽油、灯油など)も油脂とは区別される。 揮発油は一般にはガソリンのことを指す。

【用途】

食用

詳細は「食用油脂」を参照>こちら

料理用

一般的に、炒め物、天ぷらのような揚げ物などの用途に利用される。サラダ油、てんぷら油など。

調味料

ラー油や、乳化させたマヨネーズやマーガリン、ドレッシングのような形で調味料として利用される。

【保存】

空気と遮断し水分活性を下げ保存出来る事から、オイル漬けの缶詰やペミカンなどの保存用途にも利用される。

化粧

揮発し特有の香りのする油は、精油として抽出され香水などの形で利用される
髪型を整えたり、艶を出したりなどの目的で整髪料として使われるものは髪油と呼ばれる。 ポマードや椿油などが代表的である。
基礎化粧品のコールドクリームに使われる。
石鹸の原料にされる。

燃料

詳細は「燃料」を参照

熱した際に可燃性ガスを発生させるため燃料として利用される。蝋燭のように、燃やす以外に明かりとして利用もされる。

工業

潤滑剤として、潤滑油やグリース、冷凍機油が利用される。

鉄などと空気との接触を減らすことから、腐食防止(防錆)などに利用される。

切削油

有用資源を溶かす溶媒
基本的に高分子は絶縁性を持つことから電気機器の絶縁油

波対策

鎮波用として海に撒き波を鎮めるのに使用された。波飛沫を抑え、表面張力と粘性で波の勢力を打ち消す効果がある。そのため粘性に富む動物油、特に魚油・海獣油などが効果が高く、石油は効果がほとんどない。アリストテレス時代には既に知られていた。昭和七年においては、海が荒れた時に船側から麻袋に油を入れたものを海中に沈め、徐々に浸出させることが行われた。また海中作業者が口に油を含み、浮上時に海面の波を鎮めるために吐き出す技もある。


<転載、以上>

次には、この油と人間との歴史、文化を学んでいきます。

【食としての油、脂、膏を知る】

食としての油(脂、膏)は、自然界に存在するものとして、最初は理解されました。主に食用が最初でしょう。語源からもわかるように「旨い」ものとしての動物の脂、植物の油がそれです。この人と脂の出会いは、語源から、見えてきます。>詳しくは、こちらの言葉のコンテンツを参照してください。

その後に燃料用、灯火用に油は利用され、人の生活に必要な物資となります。食用油としての精製は、その後、江戸時代以降のことです。燃料用としては、さらに石化燃料などとして、産業史にも現れるようになります。こうした人間の文化と油を時代ごとに別章で学んでいきます。>

*灯火と油(菜種油等)の歴史
*石油の歴史
*食用油の歴史

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