トップ  >  「風土知」醸成プロジェクト  >  風土知の育成を担うべき「社会教育」を摸索する  >  「小金井・六部塾」プロジェクト  >  実施具体計画  >  2)地域の大学での教育プログラムとの連携  >  その2:学芸大学インキュベーションセンター「Explayground」を知って、連携を模索する
令和元年から、スタートした「Explayground」の行方を知り、連携の可能性を模索する

国立大学として、地域連携を基本とせず、EUなどのの教育との連携、世界的な教育システム構築を志向した東京学芸大学。地域連携が後退する中で、登場した「インキュベーションセンター構想」。民間企業の教育分野への投資などを促進する目的で始まったこのプロジェクトにも目を向け、わずかながらでもあればと可能性を模索してみることにしました。

【セミナー体験:その1「STEM・PBL教育を知る」】

初めて参加した「Explayground」は、2回にわたる「STEM教育」(PBL教育)というテーマのワークショップ形式(実際は、講演と単なる質疑)のイベントでした。
講演の内容としては、大学の准教授などから、実際に実践している工学教育などを視野にした子供への意識付けなどの紹介とSTEM教育、PBL教育とはという解説でした。
このアメリカから始まったSTEM教育という狭いテーマに終始して、発展形としては、STEAM教育という流れで、なんとなく良くある流れに終始してしまいました。
この流れを地域教育にまで広げられない展開で、このサイトとして連携を模索するには、ちょっと期待外れのイベントでした。

その後、ネットで数回のテーマ(大学に在籍する教授たちの持っている研究課題を核とした展開)をチェックして、見てきたのですが、とても参加する気にはなれませんでした。

【セミナー体験その2:「図書館を考える機会へ」】

そんな中で、この9月、初めて、「図書館と未来の知」という、地域の社会教育に関連する大学の附属附属図書館の司書の方が提起されたテーマを見つけました。
これは連携できるかもと思い、久しぶりに参加してみました。
ただ、これは出席者が大学の附属図書館の機能サービスを学ぶという初級講座のようなものでした。各司書が自分の業務と附属図書館の未来像を模索する現場を知るという内容でした。
ほとんどの参加者が「この附属図書館をあまり良く知らなく、今回体験して、初めて、その図書館というサービスの入り口に立った」という状況で、次に期待したくなる内容でした。

<具体的に体験したプログラム内容>

*前半が附属図書館の各施設の運営管理

1)図書館独自のコレクションの収集管理>明治以前のさまざまな双六のコレクション収集の経緯とデジタルアーカイブとしての公開

2)教育に関する退官した著名な教授の私文庫の保存管理や教育と心理学に関する蔵書とその他にない規模の所蔵概要

3)勤務している教職員の研究紀要などの保存管理
が主でした。

さらに支援サービスと学生向けのサービス施設見学が続きました。

後半は、参加した附属図書館の職員・司書によるそれぞれの担当する図書館業務のテーマ提示、経験談とそれに対する参加者の質疑というものでした。

ほとんど、附属図書館や図書館自体をまあまり知らない大学の先生方や住民の参加とあって、附属図書館と司書たちの仕事を知るという基礎的な勉強会となってしまったのは残念でした。

「次回は、附属図書館の未来、その求める像を模索したい」との最後の発言にわずかな希望を感じたイベントでした。

*最後に地域教育の立場から、附属図書館に求めるもの、不足している機能を発言したのですが、この図書館の未来展望をテーマとした講座はいつになるか、不明でした。

Explaygroundは、そのイベント報告をnoteなどでも発信しているので、後日ご紹介します。連携はまだまだ、先のことになりそうです。幸い、小中学校の教科書だけでなく、指導書も閲覧、コピーできることがわかり、本サイトの公教育との連携プロジェクトの資料づくりで頻繁に利用することになりそうなので、司書の方々とのコミュニケーションは進められそうです。

●Explaygroundのnote記事は、こちらからご覧いただけます。


<この項 続く>
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:4 平均点:5.00
前
その1:東京学芸大学の各教育選修との連携を摸索する
カテゴリートップ
2)地域の大学での教育プログラムとの連携