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「歴史のごみ箱」に入れられないためにどのように「文科系教育・研究」の目的意識、目標を見出すか

簡単なようでいて、見つからないのが研究、学習の目的というと「そんなことはない」という研究者が良くいます。その研究者に具体的な目的を聞くと良くわかります。社会学における社会調査手法の研究などを例にとると、「どのような人々の意向があるのかを正確に調べるための調査手法の発見です」などと言われることがあります。一体、それを知ってどうするのか?という問いには、「その現状を知ることで、国の政策をいかに確実に理解してもらい、適格に実行するためにそれぞれの層への的確な認知拡大をする策を発見できます。」などという答えが返ってきてびっくりさせられることがあります。

それで、人々は幸せになるのですか?というと政府からの要望に応えて、よりよい社会の実現に向かいます。などという返事がかえってきたります。国の請負業務をしているのではないのです。

学問として、社会学の研究によって、何を導き出すのか?社会・集団・コミュニティという視点でいかに幸せに生きていくかという問いに答えるために現状を知り、何が欠けていて、何が問題なのかを見つけ、解決していくのが、「社会学」の目的ではないのでしょうか?だとしたら、自分の専門分野はどのようにそうした社会の実現に役立つ研究を推進できるのか?当然、どうしたら、皆が幸せになるか?幸せとは?という問いに答えずして、この研究の方向性は導きだせません。人の生き方、幸せを「社会学」は扱っていないから?他の分野で、そうした「知」を学び、知ることから、その目的が導かれてくることに気づくわけです。文化、歴史、宗教、古典などを紐解いて、視野を広くもってこそ、その目的が見えてくるはずです。そのために専門としての社会学に教養・リベラルアーツとしての学問が助けになります。

大事なことは、先人たちがこの学問で何を成し遂げようとし、何をきっかけに、どんな目的でこうした研究を成し遂げてきたかを知ることから始まります。とんでもない目的なら、とんでもない研究結果をもたらし、優れた目的と意思が優れた結果をもたらしていることはすぐにわかるはずです。
「知」とその背後にある人の「物語」の保存は、こうした求めにこたえるためのものなのです。このサイトでは、先人の知に学ぶというカテゴリーでそうした「知」の保存と多様な世代の人々のたねの学習のための展開しています。

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