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家庭内と風土?お話とどんな関係がある?

いよいよ、講座部分に入ります。本の紹介と物語というと普通は、大人からの朗読、読み聞かせなどと思われる方も多いかもしれません。

この講座は違います。その目的が、家庭内の物語体験だからです。トーン・テレヘンさんの「物を語る」という出来事から、自分たちにとっての親子、祖父と子での物語を体験するのが本来のこの講座の目標です。そこに向かっていくための過程を感じていただければと思います。

1)「おじいさんに聞いた話」とトーン・テレヘンさんのインタビューからその「風土」に関わるものへの、子どもの好奇心を刺激する体験へ

Step1:キーワードを選ぶ

まず、この「おじいさんに聞いた話」の第一章「ハバロフスクとオーストフォールネ行きの列車」からと「テレヘンさんの対談」や「テレヘンさんの略歴など」それぞれから、親子で話すために何個かのキーワードを選んでいきます。あまり多く選んでも難しいので以下のものを仮に選びました。

<著作から>

*オランダの列車
*オーストフォールネ
*ブリーレの仮装行列
*クアス
*イヴァン・クルイロフ(寓話)


<対談や著作者略歴などから>

*ロシア・サンクトペテルブルク
*ハバロフスク
(著作と共通)
*ダーチャ(夏の家)
*オランダ南部の島とバルト海
*オランダ東インド会社


Step2:幾つかのサンプルキーワードで家庭内物語講習を模索する

全部のキーワードでの展開は難しいので、このサイトでは、2つ程度を選んで、以下にご紹介します。

A:小学生・中学生程度の子供と親、祖父母との連携学習用>キーワード「オランダの列車」「ブリーレ」「オーストフォールネ」「オランダ南部の島」

先ず、トーン・テレヘンさんがオランダ人医師で、オランダ南部の島にある「ブリーレ(ブリエル)」の出身という略暦からの「どんな場所なのだろう」という疑問への答えとして「住んでおられる風土の手がかりを得る」作業を一緒にすることから始めます。以下の3つを実施します。その上で、さらなる展開として、親や祖父母の郷里、ふるさとへの展開を模索します。


*その1:子どもの学習教材(小学生の社会では、オランダを中心的に取り合た使うことは無く、地図学習と連携は可能。中学1年地理「世界の諸地域」単元内)にある情報を知る
*その2:一緒にネット検索(「ブリーレ」「オーストフォールネ」など)を体験して、情報を得る
*その3:親や祖父母のもつ、オランダに関連した情報を子どもが発見する

<親、祖父母の風土への視点という展開>

*その1:子どもが親や祖父母の故郷への旅行、旅の体験を話す、思い出す
*その2:親や祖父母が自分の親や祖父母とのふるさと・郷里への旅行の体験を語る



B:中学生〜高校生程度の子供と親、祖父母との連携学習用>キーワード「クアス」「イヴァン・クルイロフ(寓話)」「サントペテルブルク(ピョートル大帝)」「東インド会社」「ダーチャ(夏の家)」

(注・Aの小中学生用のオランダ学習は、既に学習したという前提で、子どもが一体、社会科でいつ、どのようにオランダを学んだかを親として知っておくという意味合いもあります。)



この展開は、Aと同様の親子の風土体験共有を基本としています。そして、さらにそれを一歩発展させ、

異なった生活風土と文化(この場合は、主にロシアとオランダ)とその背後にある物語や人、歴史を知ることを大人も子どもと一緒に学び、共有し、楽しむことが目標です。当然、オランダを良く知っており、旅行したことのある親御さんもあるかもしれませんね。

(深さ、展開のレベルは、それぞれの家庭の事情で自由に選んでください。
大人側の風土文化の選択や子供の興味が向く方向性により、様々の情報共有が実現することでしょう。
子どもに語りながら、より深く掘り込んだ資料を用意しつつ、子どもたちの好奇心の発現する方向性を探ってみてください。

展開例:
*「クルイロフの寓話」を読む、
*ロシアの大衆飲料「クアス」の歴史を知る、
*サンクトペテルブルクやピョートル大帝とオランダの関係、ドイツ海軍史の一面を発見する、
*菜園付きのセカンドハウス「ダーチャ」のロシア流楽しみ方や野菜と冬の酢漬け保存食(サリューヌイ)を知る
など


それぞれの家庭での興味が発展する方向へと学習を展開していきます。)

親や祖父母を通じた多文化への好奇心喚起という方法が重要です。

それぞれ、実践する過程ごとに「親や祖父母のふるさと・故郷や過ごしたことのある海外の風土体験を語る」展開へとつなげていくことが目標です。


次の項では、実施モデルとして、小金井市での大人が作成した風土コンテンツとの連携した物語編を設計してみます。以下の⇒からご覧ください。


<この項 了>
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