トップ  >  「風土知」醸成プロジェクト  >  風土食研究への試み  >  聞き書き「食歴書」開発へのプログラム  >  準備プロジェクト:第一段階は、「介護する側への問いかけ」から
プロジェクトは、一体どのように始めたらよいのだろう?

実は、子どもの食育をテーマに料理レシピなどを考えたり、食文化を摸索する「小金井食育HP編集委員会」で立ち上げた「共食」プログラムで初め、検討された「食歴書」をつくる試みは、地域の食文化を描きだすことが主な目的でした。

どんな書式が良い?項目は?など色々テーマはあったのですが、実際には、この設計自体があまり面白くできないような気持ちだったのが正直なところでした。本当に必要?などという気分だったかもしれません。

そうした討議の最中でした。ある程度の年齢になり、将来介護されるようになるかもしれない自分の食歴書の意味を考えた時のことでした。

介護されるようになった自分にとっての求めるレシピ=料理を考えていく場合、食歴書自体が重要なのではなくて、その作る過程で、自分の食体験を振り返る行為が重要だと気づいてきました。

そこで、自分で発見できない何かを描きだすという仕組みとして、「聞き書き」というキーワードがクローズアップしてきました。
このことは、自分で作る食歴書ではなく、他者がその人の食歴を発見していく過程を形にしていくという目標へとつながっていきました。

つまり、先ず実現するのは、これから介護されることになるだろう、さらには実際の介護する側となる若年世代から熟年世代まで、各世代それぞれの食歴書づくりがいかに重要かということがわかってきました。

その延長線上に現在の介護現場での多様な食歴書づくりの重要性を発見することがあるという図式でした

先ず、聞き書きするためには、聞き書きする側が「食歴書」をつくる行為とその過程を体験することがなにより、重要だということが見えてきたのです。

入口は、「介護する側の食歴書づくりは、可能?」という疑問とその実現のための活動にあります。
このコーナーでは、その活動の設計と報告をしていきます。


<この項、続く>
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:6 平均点:5.00
カテゴリートップ
聞き書き「食歴書」開発へのプログラム
次
準備プロジェクト:介護する側:地域包括支援センターと介護現場へのヒアリングから