【聞き取るべき、知の財産とは何かを考え、その発掘方法を模索する】

「知」は、単なる文献や資料というだけでなく、人間が真に理解し、自分の身に獲得するためには、「物語」である必要があります。
その「物語」を獲得していくために必要な「財」がその物語の主人公が糧とした「書物(知の箱)」や「経験を培うことのきっかけとなった出来事(仕事や活動、知の入口、発端、学んだ先人の知)と様々な経験した事実」ではないのかと思います。それを探し出し、保存し、伝えていくことが知の継承になるのではないでしょうか。

そのためにどのような「聞き取り」が必要なのかを模索していきます。このプロジェクトが地域における社会教育で求められる意味は、提携サイトのこちらの社会教育を模索するためのカテゴリーでご覧いただけます。また、より具体的な「物語教育」を提案するカテゴリーは、このカテゴリーのこちらのサブカテゴリーをご覧ください。


聞き取りのための基礎学習へ

基礎学習の項目:

1)物語の背景となる風土の基礎学習

このサイトでは、モデル地域の東京都小金井市でそうした基礎学習をモデル設計しいていきます。地域の文化財や歴史文献、資料を調べていきます。
モデルとした小金井地域での基礎的な風土知>こちらのカテゴリーから

2)モデル地域を包含するより大きな文化圏の文化について学ぶ

日本文化と歴史の基礎的な知識を学びます。学校教育での歴史、文化で学べなかった要素とは何かを考え、足りない部分を模索しいてきます。先人の文化人の著作や文献から、従来の学校教育で取り上げられない、必須と思える要素をピックアップします。同時にその先人たちの社会的な背景を伝記や随筆、エッセイなどから、物語の要素として、学んでいくことで、どうしてこうした知が生まれたかを学びます。その先人たちの「知の物語」を学びます。

こちらのカテゴリーから

3)実際の聞き取り作業の下準備となる聞き書き対象についての学習

現在、聞き取れる対象の年齢(60歳〜90歳程度)を考えると昭和初期の生まれから、昭和30年頃までの人への聞き取りです。
その両親についての話(明治後期から、大正年代生まれ)までに視点を広げる前提で、その時代の地域史の背景を学習し、聞き取るための事前学習とします。
この学習は、直接聞き取る相手に合わせて、設計し、事前学習プログラムをつくり、ヒアリング自体を聞き取る側の年代の地域史と関連付けて調べることで、聞き取る側の「知」の育成を目指します。
重要な点は、1)で風土の基礎学習を進めていく際に、郷土史関連文献に同様な聞き書き文献があるかを調べておくことです。そうした文献がある場合には、その聞き書きの延長線上に聞き書きを継承していくような設計を進めていくことです。こうした聞き書きの継承をすることで年長者の知への尊敬と重要性が若い世代に定着していくとが何より重要です。

具体的には、上記で紹介した「聞き取り」実施報告、こちらのカテゴリーや最新投稿でご覧ください。

4)聞き書きプログラムの学校教育や子育て支援、高齢者へのとの生涯教育との連携を模索するには(コミュニティの発見と活用)

さらに聞き書きを多世代に広げていくために、学校教育プログラムや子育て支援や母親教育、企業にとっては、就活や社員教育などの仕事との連携プログラム、地域高齢者への生涯教育や社会福祉という分野での介護福祉従事者教育や介護プログラムなどとも連携させていくことが可能です。

このために必要な点は、「コミュニティの発見」です。聞き書きした相手の持っている様々な「コミュニティの発見」です。
なぜかと言えば、その経験知や物語は、それぞれのコミュニティの中でこそ、興味を持って受け止められるからです。つまり「同じコミュニティ(仕事、趣味、地域、テーマ、活動)の中にいる存在の物語」であるからです。
この聞き書きで生まれた、掘り出された「物語・再発見された知」をもって、「それぞれのコミュニティの中で同じコミュニティの人の物語・知」として、学習されていくことが鍵なのです。

具体的には、以下をご覧ください。

<学校・教育・地域コミュニティへの展開を考える場合>

*小学校での郷土教育(生活科、社会科)での単元授業との連携がしやすいのですが、実際の人物を対象とした物語教育の場合は、どんな教科、分野での展開も可能になります。

*中高等学校での単元(全教科)への展開の模索

*子育て、母親教育との連携模索(絵本など、親から子供への読み聞かせ物語として、広範囲に設計が可能です)

*大学生の就活教育、仕事を知るための教育への展開
特に聞き書き先と関連する学部に展開は容易です。<教育学部の場合は、社会教育の新たな試みとして提案していくことも可能です。

*民間企業から自治体職員、公務員、郵便局員まで広範囲な地域でのビジネスを進めている社会人への地域教育プログラムとの連携も可能です。


*高齢者への生涯教育プログラムへの連携
具体的には、地域単位や趣味、テーマ単位でのコミュニティへのプログラム設計を進め、そうした単位で実施されている生涯教育プログラムに導入できるのです。

具体例:
1)介護従事者、介護プログラムとの連携の場合

介護するものとされるものの間の相手の物語を知ることを通じて、コミュニケートする可能性を広げることが可能です。現在、試験的に設計、実施を模索している、そうしたプログラムへの入口は、お互いの「食」に関する聞き書きプログラムです。

2)絵本のおはなし会などとの連携による親と子どものコミュニケーション現場への展開していく計画です。>詳細は、こちらから。

3)生涯教育として展開されている高齢者への教育プログラムや多世代の地域住民への教育プログラムの場合
“自分の趣味とその文化、その文化の息づくわが町発見、わが町アイデンティティ発見プログム”としての展開を計画しています。>詳細は、こちらから。




<この項、続く>